CJ-1一里野レースレポート

大会名:CJ-1 Coupe de japon MTB ISHIKAWA/白山一里野温泉
期日:10月9日(日)
場所:石川県白山市/白山一里野温泉スキー場
天候:曇り(ウェット)
周回数:スタートループ+6周(2.7km+4.15km×6周=27.6km)
順位:13位(53名出走/12名完走)
タイム:−1Lap
心拍:MAX174(97%) AV164(91%)

スタートループ 10分0秒 MAX167 AV158 MIN109
1周目 14分16秒 MAX172 AV165 MIN153
2周目 14分12秒 MAX174 AV167 MIN151
3周目 15分2秒 MAX171 AV165 MIN152
4周目 15分37秒 MAX172 AV162 MIN146
5周目 16分6秒 MAX170 AV163 MIN140

バイク:S-Woks Epic Carbon WC Mサイズ
フォーク:RockShox/SID WC 29 Bain 95mm travel (120psi)
リアショックユニット:FOX/Specializd remote Mini-Brain(190psi)
メインコンポーネント:SHIMANO XT
ホイール:PAX PROJECT
タイヤ :(F) IRC STINGO XC2.0 1.6ber (R)IRC STINGO XC2.0 1.6ber
グリップ:ESI Grips/Chunky Grips(ブラック)
シューズ:SIDI/DRAKO(ブラック)
ヘルメット:OGK/ZENARD(ポイントマットグリーン)
グローブ:OGK/PRG-5(ライトブルー)

 

コースレイアウト

舗装路のスタートからゲレンデを80m程直登し、アスファルトの下りとシングル区間を横移動する。
その後はゲレンデに戻り短い登り下りを繰り返した後、コース最上部に向かって1番斜度もキツく長い登りを登っていく。
コース終盤は長く緩い登り基調のアスファルト区間を走り、折り返すように横移動で細かなコーナーが多いシングルをこなし1周するレイアウト。
終盤の横移動区間はテクニックにより差が出るが、それ以外は純粋な力勝負のコース。
雨により泥を走るテクニックも必要になり、後半にどれだけペースを落とさずに走れるかのスタミナも重要になっていく

レースレポート
前週の妙高から高強度の練習を2度行い、練習をする毎に調子が上がっているのを実感しながら今回のレースを迎えられた。
試走は雨の中行い、ゲレンデの芝の路面は普段から重いが雨により余計に重くなっている。
軽さを求めオールコンディション用のFastbirdでいきたかったが、雨の影響が思ったよりも大きく乗車は出来るが遅くなってしまう区間が出てきてしまっていた。
なのでマッド用タイヤに交換し、芝の抵抗で重くなってしまうがその分の食いつきはよく泥の中でも何も考えず進んでくれる程だった。

 2年前の雫石のレースの時から大会当日の朝は30分程走っていて、その時から今までレースの成績の変動はあるが、朝の時点で体の調子が悪いと感じる事は殆どなかったが、今回に限って足の筋肉が硬くなってしまっていた。
考えていてもしょうがないので、温泉に入り足をほぐしたりと少しでも良い状態に出来るように努めた。

足の状態は少しは良くなり、雨がパラつく中13時40分に定刻でレースはスタートした。

 

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Photo by Hidehiro Ito

だがスタートダッシュは良くない。
集団に埋もれて最初のゲレンデの直登に差し掛かったが、泥の影響で乗車して登れなくなっていた。
バイクを押して行く人と乗車して行く人が入り乱れている。
登りきってからダッシュをしてその集団から抜け出したかったが、やはり足の影響は大きく地道に進んでいく方法を選ばざるを得なかった。
少しずつ順位を上げ、コース終盤の横移動のシングル区間は自分は得意な区間だったが、集団にいたのでその流れで進むしか出来ていない。

 

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Photo by Hidehiro Ito

そのシングルの中で石がバイクに挟まってしまい降りて取らなければいけなくそこで余計に時間を取られてしまった。
良い流れとは言えない状態でスタートループを終え21位で本ループに入っていった。

 

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Photo by Hidehiro Ito

やはり最初の直登区間は乗れず、パワーがあればグイグイといった走りでいけるが、そのパワーは今はなくテクニックもないといった状態。

 

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Photo by Hidehiro Ito

アスファルト区間では足を試す用にダッシュをし、ダッシュはまだ出来るので足はまだ最悪の状態ではない。
だがコースの中で一番長く斜度もある登りでは周りの選手とは遅れていて、進む、というよりただ登っているだけの走り。
足が斜度に負けている。
そこで遅れてしまうが、その後にある横移動のシングルで追いついてを繰り返して順位を徐々に上げていく。
雨が止み、バイクに泥が纏わり付きかなり重くなっていた。

 

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Photo by Hidehiro Ito

レースも中盤が過ぎ、登りの負荷で毎周足が負けているので呼吸が上がっていない。
落ち着くつもりは全くないのだが悪い意味で落ち着いてしまっている。
大きな体を生かし、泥の中を突き進みたいが程遠い走りになっていた。
そんな走りしていたが、さあラストラップへと思ったら80%で切られてしまった。
あまりにも呆気なさ過ぎて何も言えなかった。

不完全燃焼などレースではあってはならいが、今シーズンは自分の力を全て発揮する走りを全く出来ていない。
だがそのシーズンもそろそろ最後なので体の状態など色々あるが、レースを走り出せばそんな事関係ないので今一度気合いを入れて来週の富士見を臨みたいと思う。
応援ありがとうございました。

CJ-1妙高レースレポート

大会名:CJ-1 Coupe du japon 妙高杉ノ原Stage
期日:9月24日(土)
場所:新潟県妙高市/妙高杉ノ原スキー場
天候:曇り(ウェット)
周回数:7周(3.4km×7周=24.8km)
順位:14位(50名出走/9名完走)
タイム:-2Lap
心拍:MAX174(97%) AV165(92%)
1周目 13分4秒 MAX172 AV164 MIN117
2周目 14分1秒 MAX174 AV167 MIN155
3周目 14分28秒 MAX171 AV164 MIN151
4周目 14分37秒 MAX170 AV163 MIN149
5周目 11分4秒 MAX174 AV163 MIN146

バイク:S-Woks Epic Carbon WC Mサイズ
フォーク:RockShox/SID WC 29 Bain 95mm travel (120psi)
リアショックユニット:FOX/Specializd remote Mini-Brain(190psi)
メインコンポーネント:SHIMANO XT
ホイール:PAX PROJECT
タイヤ :(F) A.DUGAST Fast Bird52 1.6ber (R)A.DUGAST Fast Bird52 1.6ber
グリップ:ESI Grips/Chunky Grips(ブラック)
シューズ:SIDI/DRAKO(ブラック)
ヘルメット:OGK/ZENARD(ポイントマットグリーン)
グローブ:OGK/PRG-5(ライトブルー)

コースプロフィール
登りと下りがちょうど良く混ざっているコース。急な斜度の登りがなく1周が短いことによりアベレージが高い。登りは芝の箇所が多く1箇所あるシングルの登りを含めどちらもパワーが求められ、下りは木の階段区間や、路面が芝でスピードが出る区間もあり、シングルの下りは木の根や石が出ているところもあるが、ラインは1本なのでテクニカルというよりいかにスピードを落とさずそのラインにタイヤを入れミスをしないことが重要になってくる。
しかし当日は雨が止んだことにより路面は荒れ放題でラインは入り乱れていた。
1周は12分台の予想。

レースレポート
普段は日曜日に開催されるXC競技だが、今回は土曜日に開催された。
いつもと異なった日程なので流れが1日ずれるが、それは調整すればよいだけなのでそれ程気にはならない。

前日の試走では小雨の中、コースには霧もかかり何もしなければかなり肌寒い状況。
だが走り出せば直ぐに暖かくなり、それよりも連日降り続いた雨の影響でコースは滑りやすく、シングルの中では乗車出来ない所があり担ぎの区間が出来ていた。
滑りやすいと言っても雨が降り続いていることにより泥は流れているのでオールコンディション用のタイヤで問題なく走れて、むしろ滑る感覚を楽しみながら試走する事が出来た。
足の状態も悪くない。

レース当日。晴れ間が時々見えているが結局1日曇り。
コース上にあった泥は選手が走る事により、より練られていて昨日とは違った路面状況になっていた。
だが芝生の登りが多いこのコースでは雨により路面の重さが増しているので、昨日と同じタイヤを選択し空気圧を落としてレースに臨んだ。

13時45分、定刻より15分遅れでレースはスタート。
周回数は予定より1周減り7周回になった。

 

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Photo by Hidehiro Ito

スタートは成功までとはいかないが一桁に入るくらいで開始することができた。
周りの状況もよく見え、足の状態は良い。

 

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Photo by Hidehiro Ito

コースの路面が思っていたよりかなり泥々で、シャバシャバとドロドロの中間の路面になっていて、短い区間であればある程度のスピードで突っ込み足を回せば抜けられるくらいの路面状況。
1周目は走りながら良いラインを探し、足の状態も悪くなく冷静にコースを見ることができていた。
だが冷静だった頭もコース最下部から登っていく路面でどうしようかと困ったことになった。
進まないのだ。
短い区間であれば勢いで抜けられるがその範囲を超えると路面を捉えられなくなってしまっていた。
その後11位に落ちてしまい2周目に。
問題なのは最下部からの上りと後半区間

 

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Photo by Hidehiro Ito

後半の区間で自分が乗れない区間が多く、見っとも無い走りになっていた。
そこからはズルズルと後退してしまう。
当たり前だがそれでもレースは進む。
コースのレイアウトが三つ葉状になっていて走っている方としては見渡しやすくなっている。その分前との差がわかりやすく、先頭とは離れているのが目に見えていた。
登ったら横移動ではなく下ってくれる分、呼吸も足も回復するがそれを生かす事が出来ていない。
3周目、4周目と3人に抜かれ単独14位になり、無駄に冷静なので余計キツイ状況。調子が良い時は毎周同じリズム、同じギア、同じラインで進めるが、それが出来ていない。

 

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Photo by Hidehiro Ito
 

そうしているうちに80%ルールにより足切りになってしまった。
不甲斐ない気持ちと申し訳ない気持ちが合わさり、ただコース上の選手とそれに伴うアナウンスを聞くことしか出来なかった。

マイナスな事が多いが再来週にまたレースはやってくるので、今は切り替える事が重要。
再来週までの大会に向けての練習では自分のリミッターを切る練習をし、レースではその走りを出来るようにしたい。
応援ありがとうございました。

CJ-1白馬レースレポート

大会名:CJ-1 Coupe du japon MTB白馬大会
期日:9月11日(日)
場所:長野県白馬村/白馬クロスカントリー競技場スノーハープ
天候:晴れ(ドライ、林の中はセミウエット)
周回数:6周(4.4km×6周=26.4km)

順位:16位(68名出走/24名完走) +9分15秒
タイム:1時間30分22秒
心拍:MAX174(97%) AV164(91%)
1周目 14分31秒 MAX171 AV163 MIN117
2周目 15分9秒   MAX172 AV165 MIN156
3周目 14分55秒 MAX174 AV165 MIN156
4周目 15分28秒 MAX170 AV161 MIN149
5周目 15分6秒   MAX174 AV165 MIN154
6周目 15分10秒 MAX175 AV165 MIN153

バイク:S-Woks Epic Carbon WC Mサイズ
フォーク:RockShox/SID WC 29 Bain 95mm travel (120psi)
リアショックユニット:FOX/Specializd remote Mini-Brain(180psi)
メインコンポーネント:SHIMANO XT
ホイール:PAX PROJECT
タイヤ :(F) A.DUGAST Fast Bird52 1.8ber (R)A.DUGAST Fast Bird52 1.8ber
グリップ:ESI Grips/Chunky Grips(ブラック)
シューズ:SIDI/DRAKO(ブラック)
ヘルメット:OGK/ZENARD(ポイントマットグリーン)
グローブ:OGK/PRG-5(ライトブルー)

コースプロフィール
スピードが出る平坦区間とシングルトラックが組み合わさったコース。
大きな登りはスタート直後の「太鼓橋」と呼ばれる区間のみ。その他は距離も短く一気に登ってはシングルの下りや平坦を何度も繰り返すことが多く、乳酸の処理が重要になるインターバルが多いレイアウトになっている。
1周は13分前後の予想。

レースレポート
前回のレースは7月に行われた全日本選手権
そこから今大会まで約2ヶ月空いているので、ミドルとインターバルの域を満遍なくしっかりと練習を積むことが出来、精神的にも良い状態。
その反面疲れも溜まっていて、今シーズンの前半戦はそういった疲労の処理が上手く出来ずにレースでは全く走れないということをしてしまっていたので、休むときは休むといったメリハリをつけてレースの週を過ごしていく。
そのおかげもあり直前のインターバルでもかなり良い結果を出せていた。
そうなればあとはレースを待つだけ。

前日の試走では、根っこが多く失敗しそうな登りを流れに乗って何度も練習し、そこは29erとチューブラーの恩恵をとても受け、滑るという感覚もなくそれにより失敗するという感覚もなくすことが出来た。
足の状態も悪くない。だが少し緩んでいる感覚があったのでダッシュを多めにし、足に張りを出させるようにし試走を終えることにした。

大会当日は曇りで蒸し蒸しした天候。
全日本選手権が行われた後なのでUCIポイントの関係で前半戦より後ろで呼ばれたが、2列目には並ぶことが出来た。
定刻14時にレースはスタート。
だがスタートで最も大事なペダルキャッチをミスしてしまい、ダッシュを決めることが出来ずに少し埋もれて太鼓橋に入っていった。
登りながら足は悪くはないが良い!という感じでもないとわかる。
12、3番で登り終えたが、その後のシングルの中でかなり順位を落としてしまったのでまたそこから追い上げという形になった。
悪くはないが良いとも言えない足は最初だけで、実際は悪かった。乳酸が出ない。
コースの特徴の短い登りではインターバルを行うように登ろうとしたが、呼吸器系は問題はないので落ち着いているが、ペダルに、というよりクランクにトルクを全く掛けられていないので、当たり前だがスピードが出ない。

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Photo by Hidehiro Ito

何度もしたイメージとは程遠く明らかに走れていなく、まだ1周もしていないのに疲労していた。
レースは6周。この体の状態だと気持ちを切らさないことが最重要になっていく。

レースをしているというのに今のポジションを維持するのに精一杯になっていて、状態が良ければこのスピードコースで追い上げていくということが出来るが、最初にこれなので追い上げるには程遠い状態。
コースのレイアウト上前の選手がどこにいるか走りながら見れるようになっていて、先頭がどこにいるか見えてしまう。
ネガティブなことばかり考えてもしょうがないので少しでも良くなるように探りながら漕いでいく。

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Photo by Hidehiro Ito

根っこがある登り区間は前半は流れで降りてバイクを押したり自分のミスで登れなかったが、後半の3周は足がつくこともあるが登ることが出来た。
この区間を降りてバイクを押すか乗車してクリアするかで10秒以上一気に変わるので短いがとても重要な区間

そしてコース上では名前で応援してくれる人がとても多い。
この応援がなければもっと順位を落としていただろう。

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Photo by Hidehiro Ito

ラダーの上は滑りやすく毎周渡るときは気持ちが張っていた。

 5周目6周目とペースが落ちた選手を抜いていくといった状況で、自分から抜いていくということは殆ど出来ずに16位でフィニッシュ。

前半戦上手くいかなかった分、後半戦の初戦に辺る今大会で結果を出し弾みをつけたかったがそれが出来なかった。
結果を出せなければ意味はないので、意味のあるレースに出来るように残りのレースに向けていきます。
応援ありがとうございました。

全日本選手権富士見レースレポート

大会名:第29回全日本マウンテンバイク選手権
期日:7月17日(日)
場所:長野県諏訪郡富士見町/富士見パノラマリゾート
天候:曇り後晴れ(ドライ、林の中はセミウエット)
周回数:スタートループ+6周(2.79km+4.6km×6周=30.39km)
順位:9位(71名出走/13名完走) +12:20
心拍:MAX177(98%) AV168(93%)

スタートループ 9:55 MAX175 AV166 MIN120
1周目 15:58 MAX177 AV171 MIN163
2周目 16:16 MAX177 AV170 MIN160
3周目 16:52 MAX176 AV169 MIN156
4周目 17:39 MAX173 AV166 MIN151
5周目 17:40 MAX174 AV166 MIN155
6周目 17:15 MAX176 AV169 MIN156


バイク:S-Woks Epic Carbon WC Mサイズ
フォーク:RockShox/SID WC 29 Bain 95mm travel (120psi)
リアショックユニット:FOX/Specializd remote Mini-Brain(190psi)
メインコンポーネント:SHIMANO XT
ホイール:PAX PROJECT
タイヤ :(F) A.DUGAST Fast Bird52 1.6ber (R)A.DUGAST Fast Bird52 1.6ber
グリップ:ESI Grips/Chunky Grips(ブラック)
シューズ:SIDI/DRAKO(ブラック)
ヘルメット:OGK/ZENARD(ポイントマットグリーン)
グローブ:OGK/PRG-5(ライトブルー)

コースプロフィール

同場所で5月に行われたコースとは取り回しが変わっている。
だが変わらず基本的に登りが多いレイアウトで、スタート直後ゲレンデを少し登り、シングルの下りをこなした後はコース最頂部までとにかく登っていく。
ゲレンデを横移動しながら登る箇所もあるが平坦区間は少なく、体感的にもずっと登っている。
コースの頂上付近は短いが斜度が急で根っこが多く滑りやすい登りのセクションがある。
下りは以前よりセクションが増え、ロックセクションが3箇所あり少し滑りやすいがそれよりもパンクの心配の方が大きい。


レースレポート

5月の3連戦から約1ヶ月半空いた今大会。
この3連戦は全くと言っていいほど良いところはなく、原因は大方わかっているがそれでもここまで落ちるかというのが本音。
そこからは仕切り直して練習を始め、1ヶ月半ミドル走をメインに自分の今出来る事を行い、調子のピークを全日本当日の14時半に合わせるように練習を行っていった。

レース前日の試走では足は重くもなくそこまで軽くもないといった印象。
1周ミスなく走れるラインを探すように試走をし、最後に行ったダッシュではかなり掛かりが良く調子はしっかりと合わせられたことを実感した。

当日の天候は小雨が降ったり止んだりと安定のしない天候。
滑りやすい箇所も多いので、タイヤの空気圧は自分ではかなり低めの前後1.6ber。
アップ時も足の回りが良い。ギアがいつもより2枚くらい軽いような感じだ。
気持ちも脚もむず痒く、早く走りたいと疼いている感覚。
エリートのスタートが近づくにつれて小雨も止み、とても蒸し蒸ししていて湿度も上がってきていた。
スタートは2列目左から2番目に並び、外側から上がっていくのをイメージし定刻14時半にスタート。

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Photo by Hidehiro Ito

足の掛かりは良くこれはいける!という感覚だったが、前が思っていたよりふさがっていてリズムを上げきれずにスタートループに入っていった。
体は一杯一杯ではなく良い意味での余裕を持ちながら6番手辺りを走っていたが、先頭の3人はパックでどんどんと離れていきそれには追いつけていないのでまだ一段階ここでの力の足りなさを感じる。
コース最頂部の登り区間では木の根で滑ってしまい、結果5周目までこのセクションは押していくことになってしまう。
この区間を乗るか押すかで体へのダメージも大きく、ここだけで10秒以上タイムが変わってしまうが、最初に失敗してしまったことにより失敗のイメージがついてしまいこのイメージを払拭することが出来なかった。

スタートループを5位で終え先頭グループとは離れてしまっているが、その後ろはまだ固まっている状態。
とにかくフォームを維持することを意識し、苦しくなってもフォームを崩さないことをこのレース中は頭に入れていた。
そのおかげでスタートループ後もリズムよくバイクを進ませることが出来ている。

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Photo by 春日部写真店


2周目も足の状態は良く5位をキープしたまま進んでいく。
4位の選手とは20秒程差が開いていて、ここで追いつけるか今のポジションで落ち着いてしまうかでこの後の展開が変わることはわかっているが前に追いつくことが出来ない。
抑えてはいないがという状態。
レースは後6周回。長丁場になるのは走る前からわかっている。
それで唯一心配なのがエネルギーの枯渇。どんな状況だろうと毎周必ずゼリーを摂り、当たり前だが水分も。
その重要な補給を行うフィードでは連携が上手くいき、どのような状況でも的確に対応してくれていた。
それに応えるためにももう一段階上げていかなくてはいけないが、次の周回で3人に抜かれ8位で3周目に入った。
コース最頂部の登り区間ではどうしても乗車することが出来ない。というよりも降りる前提で走ってしまっている自分が情けない。
4周目も8位でいくが前の周から若干感じていた足に力が入りにくくなってきているという状態。
これがここから顕著に出てきてしまい登りでもギアが1、2枚軽くなっていた。

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Photo by Tetsuya Ebina


ホームストレート後のジープロードの登りが一番感じ、地面に力が吸い取られているのではないかと思うくらい進まなくなっていた。
ラップタイム、心拍からもわかるように5周目6周目でかなり落ちてしまい登りもそうだが下りでもミスが目立つようになっていた。
そしてラストラップ。
今大会で10位までが貰えるUCIポイントだが、1ポイントでも持っていれば普段のレースで前の列に並ぶことができる。
これを目標に走っていないが、そのほんのわずかなポイントでも今の自分にとっては重要なもの。
だが今は9位。すぐ後ろに3人が迫ってきている。
ここで抜かれては何も意味がなくなるので意地と気持ちで漕いでいく。
応援を背に受け、そしてハイタッチをしながらなんとか9位でゴール。

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Photo by Hidehiro Ito

結果は9位。これで今年の全日本が終わりました。
本当にたくさんの応援ありがとうございました。

CJ-1富士見レースレポート

大会名:Coupe du Japon CJ-1 #3 FUJIMI PANORAMA

期日:5月29日(日)

場所:長野県諏訪郡富士見町/富士見パノラマリゾート

天候:晴れ(ドライ)

周回数:6周(4.32km×6周=25.92km)

順位:21位(75名出走/38名完走) +8:28

心拍:MAX176 AV167

 
バイク:S-Woks Epic Carbon WC Mサイズ
フォーク:RockShox/SID WC 29 Bain 95mm travel (120psi)
リアショックユニット:FOX/Specializd remote Mini-Brain(180psi)
ホイール:PAX PROJECT
タイヤ :(F) A.DUGAST Fast Bird52 1.7ber (R)A.DUGAST Fast Bird52 1.7ber
グリップ:ESI Grips/Racer's Edge Grip (ブラック)
シューズ:SIDI/DRAKO(ブラック)
ヘルメット:OGK/ZENARD(ポイントマットグリーン)
グローブ:OGK/PRG-5(イエロー)
 
コースプロフィール
例年とはコースの取り回しが少し変わり、平坦の葛折りが増えている。
スタート直後のシングルには「ログ&ロック」「トリプルログ」と言われる岩や丸太を使った人工的なセクションが出来、中央ゲレンデのシングルの下りもレイアウトが変わっていた。
だが基本的には体力勝負のコースで、直登の登りも数カ所あり、回せなく、踏めなくなれば順位は落ちてしまうコースである。
 
レースレポート
前戦の八幡浜からは強度の高い練習を行い、体調を段々と上げて調整をしていく事にした。
そしてレース2日前からやたらと空腹を感じ、食べ過ぎないようにしながら調整したが、結果これがギリギリの所をつき過ぎていたと後々わかることに。
 
レース当日は晴れ。
日陰や風が吹いた時は涼しいが、基本暑い。
砂埃もあがりやすく、コンタクトをしている自分にとってはあまり良いとは言えない状況。
 
スタートは2列目中央に並び定刻14時にスタートした。
 
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Photo by Hidehiro Ito

思ったよりスピードが上がっていないのと、インターバル練習により大分楽だが思ったように前に上がれない。

シングルは入り口にセクションがあり、必ずスピードが落ちるので最低でも一桁には入っておきたいところ。

大体一桁に入るかというところでシングルに入り、そこまでの渋滞はなくそのままの流れで進んでいく。

今までより調子が確実に良くなってはいるが、調子が上がっているだけなのでまだ踏んでいくという事は出来ないのはわかっている。
なので兎に角足を回す事を意識し、かつスピードにのせて走るイメージでいった。
細かいアップダウンの箇所で路面に合わせプッシュをし、少しでもスピードを上げていく。

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Photo by kikuzo

だがまだ1周目なので周りも元気なのは当たり前で、そこまで順位は上げられていない。
1周目は10番手で終え、まだ足は問題なし。
以前のような事はない。
 
暑さの影響もあり内蔵が少しムカムカしていて補給をとらずに2周3周と走ってしまい気付いたらボトルも殆ど空になっていた。
2周目3周目は自分の後ろに数人のパックができていて、ここで追いつかれるのか、前に追いつくのかではこの後の展開が大きく変わるが宙ぶらりんの状態で走っていく。
もっと攻撃的に、ダンシングを入れていきたいが今ダンシングをしたら筋肉へのダメージが大きく遅くなるだけなので止めておく。というより出来ないのが本音。
下りはコースのレイアウトが少し変わりリズムがとれていなく、ストップ&ゴーのような走りでいまいち良い走りが出来ていない。
 
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Photo by Hidehiro Ito

我慢はしていないが我慢の走りになり周回を重ねていく。

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Photo by kikuzo


そして5周目あたりから体が良くない状態になってきた。
力が入らなくなっている。
あってはならないことだが、回転系で走ったことで心拍がいつもより高いということが影響し、カロリーだけの問題ではないが大きくエネルギーを使っていた。
実際にレース後確認してみると1700kcal消費していていつもより消費していた。
レース中のハンガーノックは初めてだが、本当に力が入らない。
幸いにもその時ボトルの中身がコーラだったことにより少しでも糖分とカロリーをとるが、もう遅いことは体がよくわかっていた。
 
ラストラップの6周目は一切体に力が入らず抜かれる一方。
思考も停止しているがペダリングだけは止めず、何とか一つずつの登りを止まるようなスピードでこなしやっとの思いでゴールした。
体には一切の力は残っていなかった。
 
結果は21位。
後半はやってはいけないことをし、追い上げるということが出来なかった。
またしても先頭とは程遠い結果になってしまったが前半の3連戦がこれで終わった。
こんなはずではなかった始まりだが、次の全日本までは少し期間が空くのでここでしっかりと身体を作り結果を出したい。
今大会も応援本当にありがとうございました。

CJ-U やわたはまレースレポート。

大会名:Coupe du Japon CJ-U UCI-class1 #2 やわたはま国際MTBレース2016

期日:5月15日(日)

場所:愛媛県八幡浜市/市民スポーツパーク

天候:晴れ(ドライ)一部セミウェット

周回数:7周(4.3km×7周=30.10km)

順位:35位(60名出走/14名完走) −3Lap

心拍:MAX174 AV162

 

バイク:S-Woks Epic Carbon WC Mサイズ

フォーク:RockShox/SID WC 29 Bain 95mm travel (120psi)

リアショックユニット:FOX/Specializd remote Mini-Brain(180psi)

メインコンポーネント:SHIMANO XT

ホイール:PAX PROJECT

タイヤ :(F) A.DUGAST Fast Bird52 1.8ber (R)A.DUGAST Fast Bird52 1.8ber

グリップ:ESI Grips/Racer's Edge Grip (ブラック)

シューズ:SIDI/DRAKO(ブラック)

ヘルメット:OGK/ZENARD(ポイントマットグリーン)

グローブ:OGK/PRG-5(ライトブルー)

 

コースプロフィール

コース前半は例年と変わらず、スタート地点のグラウンドから横移動のつづらのシングルトラックを何度もこなし、最後に短い登坂が2回あり前半は終わり。

グラウンドに一度戻り名物「桜坂」と言われる坂を登った後から例年とコースが大きく変わり、多量の木の根がある「ゴジラの背中」に向け、以前のコースを短縮するように急登坂を繰り返す。

根っこが続くセクションを越えまた急登坂があり、ドロップオフやバンクをこなして1周するレイアウト。コース自体が短縮され急登坂が増えている。1周のラップは14分台の予想。

 

レースレポート

前レースから大会当日までの12日間は、練習をするのは勿論だがそれ以上に体の回復を図ることが最優先事項。

それが出来なければまたレースどころではなくなってしまう。

なのでストレッチ、マッサージ、交代浴など血流を良くしいつも以上に念入りに行っていった。

その甲斐あって前日の試走では今までとは比ではないほど走れる状態であり、少々強度を上げたがそれ以上に走れる喜びを感じれて精神面も良いので問題は無し。

 

レース当日は晴れ。

スタートは2列目に並び13時30分にスタートした。

スタートの号砲が「15秒前」のコールから1、2秒しか間が空いてなく、それ自体は問題ないことだがペダルキャッチをミスしてしまいダッシュに失敗してしまう。

それにより先頭集団に入ることができず、10番台前半でシングルに入っていく。

足に疲れは見られない。少しペースが例年より早く感じるが問題はないペース。

だがグラウンドに戻ってくる直前の、路面が滑りやすい急登坂でミスをしてしまい前と離れてしまう。

そこからは急登坂でバイクを進ませることが出来ていない。ゴジラの背中もリズムが悪い。

 

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Photo by Hiroki Miyata

 

リズムを整えられないまま1周が終わったが先頭から2分離れている。

このままでは80%ルールにより4周目辺りで切られてしまう。完走が目的で走っていないので「何をしているのだろう」という気持ちが溢れているが上手くいかない。

前日はフルサスとチューブラタイヤの組み合わせによりあんなにも気持ち良く走っていたのでなおさら感じてしまう。

 

2周目、3周目と後ろから上がってきた選手に抜かされてしまい、というより自分が落ちている。

こんなにも自分は下手だったか?と感じてしまうがどうしようも出来ない。

 

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Photo by Hiroki Miyata

 

そんな状態でも老若男女たくさんの応援がコース脇から聞こえてくる。前と何秒!先頭と何分!などの情報も言ってくれている。

4周目は少し持ち直したが挽回する間もなくカットされてしまう。

 

体は回復していた。それは自分でやれることをこの12日間で行ったことにより良い方向に進んだので、そこはこのレースでの収穫。

しかし走りのミスなどによりそれを生かすことが出来なく、結果に繋げならなければこの収穫も意味をなさない。

大事なレースを落としてしまったがまたすぐ次のレースがやってくる。

良くない流れを断ち切るためには特別なことではなく、今やれることをしっかりとこなすことなので早く体を戻せるようにします。

 

CJ-1びわこ高島ステージレースレポート

大会名:Coupe du Japon CJ-1 #1 びわこ高島ステージ

期日:5月3日(火)

場所:滋賀県高島市/朽木スキー場

天候:曇り(ドライ)

周回数:7周(3.62km×7周=25.34km)

順位:DNF(66名出走/13名完走)

心拍:MAX168 AV149

 

バイク:S-Woks Epic Carbon WC Mサイズ

フォーク:RockShox/SID WC 29 Bain 95mm travel (120psi)

リアショックユニット:FOX/Specializd remote Mini-Brain(170psi)

メインコンポーネント:SHIMANO XT

ホイール:PAX PROJECT

タイヤ :(F) A.DUGAST Fast Bird52 1.8ber (R)A.DUGAST Fast Bird52 1.8ber

グリップ:ESI Grips/Racer's Edge Grip (ブラック)

シューズ:SIDI/DRAKO

ヘルメット:OGK/ZENARD(ポイントマットグリーン)

グローブ:OGK/PRG-5

 

コースプロフィール

スタート地点から最高地点の頂上まで砂利の路面とシングル区間を含みながら一気に登り、頂上からはタイトなコーナーが続くシングルをこなして一気に下り、折り返すように2回登り下りを繰り返し1周するレイアウト。

下りは砂利が浮いている箇所が多くハンドルが取られやすいので気をつけなければいけない。

 

レースレポート

やっと。やっとシーズンがやってきた。

レースを走りたい。あの緊張感の中ゴールを目指していく刺激的で興奮するレースがしたいという気持ちが溜まりに溜まっていた。

しかしその気持ちとは反比例するかのようにここ最近足の状況は思わしくない。

 

今回が自分にとっての開幕戦で、これまでレースをこなしていないのでキツイ展開になるのは走る前から想定はできていた。

前日の試走でも周りは1周何分なのか、ということがとても気にかかり、普段調子が良ければタイムはそこまで気にならないので精神的にも良いとは言えない状態。

 

レース当日の会場はかなりの強風。

まともに立っていられないような風が吹くこともあるくらいだ。

それもこの風が登り区間全て向かい風というなんとも言えない光景。

そのような状況の中スタートは1列目に並び足と周りの様子を見るようにスタートしていく。

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Photo by 服部先生

 

登りの区間に入ったら向かい風により見事に1列棒状になり自分は10番手くらいで登っていった。だがこの登りの区間に入る前、スタートした瞬間から足が疲れている動かないと感じてしまっていた。

だがレースは始まっているので登っていくがまともに前に進まない。風の影響だ。

突風が吹くたびに選手たちが足をつくかバイクが真横を向いてしまうか、思わず笑ってしまうような状況であった。

実際には笑っていられる状況ではなく、本当に足が動かない。

呼吸器系はとても余裕がありなおかつ頭も落ち着いているので、冷静にリズムを作りそれを崩さないように走ろうとするが全く意味をなさない。

レースなのに悪い意味で落ち着いているので色々と考えれてしまう。順位は落ちていく一方。ここまで良いところはない。

その状態で2周目に入り回復までとはいかないが少しは立て直せるように、踏まずに足を回して無心で一定のリズムを心がけるが、フロント32Tでもギアが重く感じ進ませることができない。

3周目も同じ状態。下りでは何やってんだと思わず声に出してしまっていた。ほんの少しでも何かとっかかりか希望の兆しが見えたら良いのだがそれも全くない。

まだ3周目なのに50分以上掛かっていた。

これ以上走っても悪影響しかないのでレースを途中で降りることに。

 

メカトラブルはあっても自分からレースを降りるのはレースを始めて7シーズン目で初めてのこと。

周りの応援、サポートがあるのに何をやっているのだろうという気持ちと申し訳ない気持ちしかない。

悪い流れに飲み込まれそうだがここまで落ちたら上がることしかないとポジティブにいき、来週の八幡浜では全快の全開で走れるようにするだけ。

こんなレースをしてしまいましたがレース中はたくさんの応援があり本当に有難く嬉しかったです。

次戦も是非応援よろしくお願いします。