スイスカップinアンダーマットレースレポート

大会名:PROFFIX Swiss Bike Cup
期日:6月25日(日)
場所:スイス/アンダーマット
天候:晴れ(ドライ、一部ウェット)
周回数:9周(3.4km×9周=30.6km)
時間:1時間11分23秒
順位:19位(20名出走/16名完走) -2Lap
心拍:MAX166 AV158
パワー:NP294w

1周目 9分45秒 MAX166 AV156 NP359w
2周目 10分24秒 MAX166 AV159 NP284w
3周目 10分30秒 MAX165 AV157 NP274w
4周目 10分11秒 MAX166 AV159 NP286w
5周目 10分9秒 MAX166 AV160 NP285w
6周目 10分15秒 MAX165 AV159 NP283w
7周目 10分34秒 MAX164 AV158 NP273w

バイク:S-Woks Epic Carbon WC Mサイズ
フォーク:RockShox/SID WC 29 Bain 95mm travel (110psi)
リアショックユニット:FOX/Specializd remote Mini-Brain(180psi)
メインコンポーネント:SHIMANO XT
タイヤ :(F) Specializd FASTTRAK 1.6ber
(R)Specializd FASTTRAK 1.6ber
ヘルメット:OGKKABUTO/ZENARD(アクトイエロー)
グローブ:OGKKABUTO/PRG-5(イエロー)

レースレポート
UCIポイントが獲れる最後のレース。
ここアンダーマットは標高約1450m付近にあり、普段レースが行われる富士見パノラマよりまだ標高が高いところである。
天気が良ければ景色は最高で、ロード、トレイル共に走る所も多く、合宿をするのには打ってつけの場所だと思う。
ロープウェイを使えば3000m近くまで行くことも出来、周りにはゴルフ場があり、避暑地でもあるここアンダーマット。
話しがそれたがとても良い場所であるのは間違いない。

そんなアンダーマットでレースが行われるのは初になるらしく、コースも新規で作ってあった。
主にコースは平坦な箇所が多く、登りは斜度が急な登りが2回あるだけだが、人工セクションも多く、小さな滝を2回横断したり、ボブスレーのスタートの練習場を通ったりと、アスファルト区間が多いが飽きないコースになっていた。
だが全体を通してスピードがかなり出るのと、コース自体も短いことにより1周は9分台になると予想された。
今回もW杯で上位に入る選手が出場しているが、以前より人数が少ない事で、より自分にチャンスが多くUCIのポイントを獲るにはここしかないといったところ。
カテゴリーはclass1になるので15位までポイントが得られる。
レース当日の昼前まで雨が降っていたが、急に晴れた事と風が強いことでコースは一気に乾いてきた。

15位以内、先ずはそこを目標にスタートした。
だが気合いが入り過ぎた事によりこちらに来て初めてペダルキャッチをミスし最後尾からのスタートとなった。
自分で起こすミスというもの程虚しいものはないが、致命的なダメージに成り得るので気をつけたい。
スタート直後には短いジープロードの登りがあることで少しだけ前に入る事が出来、この時点で足は悪くないと感じる。
15番前後でレースは進むが、セクション一つ一つで微妙に前と離れてしまう。
そして斜度が急なところでは足がかなり動かない。

f:id:mjun-1110:20170626064734j:imagePhoto by Raffaela Milani
調子は良いのだが動かないのだ。
だが動かなければ調子どうこうではないのだが、それ以外でも少しずつ前と離され1人1人と抜かされてしまう。
ここも今の自分にとって足りないところである。
たった一つのセクションだが、それが増えるといつの間にか差になっている。
この一つをしっかりと前に着いていければまた次のグループが見えてくる。

1周目を終え先頭とは1分弱の差。
この後の2周目3周目がリズムが悪く自分でもかなり走れていないと感じ、それがラップタイムにも表れている。
調子は良く足は漕げるのに今までと同じ感覚で走っているのでギアが必要以上に軽い状態で、トルクがかからずスピードに変えられていない。
差は開いてしまうが1周が短い事でそこまで開かないので目標を立てやすい。

4周目辺りで時間差で後ろからスタートしたU23の選手に数人抜かれて、良くも悪くも後ろに着いて走りを少し見る事が出来た。
レース中盤で牽制している状態であったが、遅いところはやたらと遅く、登りがやたらと速いのだ。
斜度が急な箇所はお構いなく踏んでいて、シングルに前で入る為と揺さぶりによりその状態になっていると思われる。
あっという間に離されてしまったがここから走りにリズムが生まれ、ラップタイムも上げ始める事が出来た。
自分も踏める箇所は思いっ切り踏んだりと、今までにはない走りをするが予想以上に良い感覚である。

f:id:mjun-1110:20170626064841j:imagePhoto by Raffaela Milani
抑える必要など何もないのだ。
言い聞かす様にそこからは集中して走る事が出来、今までのレースで1番走れたが追い上げが通用するレースではなく、80%ルールにより8周目に入る事が出来ずにレースを降りる事になった。

レース毎に調子を上げれて、ヨーロッパのレースというものを体感する事により少しずつ走れるようになってきた。
しかし完走する事もUCIポイントを得る事が出来ないということの現状を突き付けられた。
だが現状を知る事が出来、今回初めてコースをに遊ばれる事なく走り、集中して走るという意味を体感出来たのは大きい。
次戦は7月23日の全日本選手権
今回の走りを日本で見せれるよう練習していきます。
応援ありがとうございました。

ヴィットリア-フィッシャーカップinロストルフレースレポート

大会名:ARGOVIA VITTORIA-FISCHER CUP
期日:6月18日(日)
場所:スイス/ロストルフ
天候:晴れ(ドライ)
周回数:7周(3.9km×7周=27.3km)
時間:1時間26分44秒
順位:21位(23名出走/20名完走) -1Lap
心拍:MAX172 AV161
パワー:NP298w

1周目 13分40秒 MAX168 AV158 NP352w
2周目 14分26秒 MAX172 AV163 NP295w
3周目 14分37秒 MAX171 AV162 NP286w
4周目 14分46秒 MAX170 AV161 NP283w
5周目 14分59秒 MAX168 AV160 NP276w
6周目 15分19秒 MAX168 AV160 NP283w

バイク:S-Woks Epic Carbon WC Mサイズ
フォーク:RockShox/SID WC 29 Bain 95mm travel (110psi)
リアショックユニット:FOX/Specializd remote Mini-Brain(180psi)
メインコンポーネント:SHIMANO XT
タイヤ :(F) Specializd FASTTRAK 1.7ber
(R)Specializd FASTTRAK 1.7ber
ヘルメット:OGKKABUTO/ZENARD(アクトイエロー)
グローブ:OGKKABUTO/PRG-5(イエロー)

レースレポート
先週グラニヘンで行われたレース会場とは15km程しか離れていないロストルフというところで行われた今大会。
HCクラスのレースを1度走れた事と、こちらでの生活の流れと練習も出来始めた事により身体の動きが先週より良い状態で大会に臨むことが出来たのは良かったことである。
今回のレースの目標は一つ。UCIポイントを得ること。
カテゴリーがUCIのclass1なので15位までポイントを得る事が出来る。
出場人数も23人なので自分にもチャンスはあり、何が何でも取らなければいけない。
レースには日帰りで行くことになり、お昼の試走時間に試走をしレースに向けて準備した。
参加賞はボトルとヴィットリアのタイヤチューブやCo2ボンベ、お試し用のサプリメントなど様々ありこれは嬉しかった。

コースは小さな丘に作られていて、スタート直後は芝とアスファルトの平坦を進み、その後コース唯一の長いアスファルトの登り、大体500m位で2分も掛からない位である。その登りをこなした後は丘の上の森の中に入っていく。
森の中は殆どシングルトラックで、一部ダブルトラックがあるくらいで力があれば問題ないが、抜ける箇所は少ない。
シングルの中も根っこが多く、一部は八幡浜ゴジラの背中の根っこを細くした様な区間もあり以前と同じくスピードが落ちた時の根っこのひろいようも凄まじい。
その後は丘の上から一気に下りてきて1周を終える。

シンプルだがバランスもとれていて走っていて楽しいと思えるコース。
走り込めばとても練習になり、自転車の進ませ方が良く分かると思う。
反対に言えば自転車の進ませ方が分かっていなければ全く速く走れないコースである。
そして自分はこのコースにやられるのである。

スタートは3列目。
人数も少ないが最初の登りでどれだけ前でシングルに入りスムーズに走れるかが最初の課題。
これはどこのレースでも同じ。

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スタートは問題なくしたがコースが狭い分抜けない。
唯一の登りで力が頭抜けしていたら難なく前にいけるだろうがそうはいかない。
周りと同じく足がとにかくキツイ。
キツイとこからもう一段階という事をやろうとするが一杯一杯過ぎてかけらも上がっていない。
その状態のままシングルに突入し、コースは細かいコーナーが多いので前との差はわかりやすい。
列になって進んでいき、隙が少しでもあれば前に入ってくる。
ということは自分に隙があるということになり、この隙が大きくなっていくと差になり、離されてしまう。
だがまだ1周目は流れに乗れていて集団後方だがなんとかついていけている。

トップとは2分近く離されてと思うが2周目に入っていく。
周りのペースも少し落ちているのを感じ、同じエリートクラスのライダーも数人パックになっているのが前に見える。
そこになんとかついていっているが少しの差が段々と大きくなり埋められない差になってしまっていた。
分かっているが対応出来ない。

コース中盤にある若干凸凹した緩い登りでは、地面に自分の力が全て吸い取られているのではないかと思うくらい力が入れられず全く進んでいない。
こういった地面の凸凹や根っこの区間でスピードを落とさずにパワーをかけ続けていく走り、単純であるが周回を重ねても変わらずパワーを出していくのがこっちでは大前提なんだと感じる。
これはこういった路面を何度も何度も走ることで、頭も体もこれを常識にしなければいけない。

後ろから数分の差でスタートしたU23の選手にも抜かれたりと、どの選手がどのクラスか判らず入り乱れていた。
だがどの選手も抜く時は強引ではなく力で抜いていっていた。
関心という言葉ではないが、力があれば何も関係ないのだと感じる場面であった。
この後の周回から殆ど1人になり、ペースが自分のペースになってしまい追い込んではいるがそれ以上は引き出せないという状態を続けてレースを終えた。

先週よりは少し走れるようになったが、UCIのクラスが一つ下がったことにより、下位の選手のスピードが少し落ちただけなのであまり参考にはならない。
だがヨーロッパのレースというのを身をもって感じられている事により、会場の空気感やレース内容を知れているのでどう走れば良いかが少しずつ分かっているのは収穫である。
今週末はまたUCI-class1のレースがアンダーマットで行われる。
今感じている事を少しでも身体で表し、結果に繋げていきます。

スイスカップinグラニヘン レースレポート

大会名:PROFFIX Swiss Bike Cup 2017
期日:6月11日(日)
場所:スイス/グラニヘン
天候:晴れ(ドライ)
周回数:6周(3.8km×6周=22.8km)
時間:50分41秒
順位:39位(40名出走/31名完走) -3Lap
心拍:MAX174 AV165
パワー:NP308w
1周目 15分50秒 MAX172 AV164 NP372w
2周目 17分17秒 MAX174 AV166 NP264w
3周目 17分30秒 MAX171 AV163 NP262w
バイク:S-Woks Epic Carbon WC Mサイズ
フォーク:RockShox/SID WC 29 Bain 95mm travel (110psi)
リアショックユニット:FOX/Specializd remote Mini-Brain(180psi)
メインコンポーネント:SHIMANO XT
タイヤ :(F) Specializd FASTTRAK 1.7ber
(R)Specializd FASTTRAK 1.7ber
ヘルメット:OGKKABUTO/ZENARD(アクトイエロー)
グローブ:OGKKABUTO/PRG-5(レッド)

レースレポート
どこから書けばというとこだがどういったレースだったか書いていこうと思う。
拠点にしているスイス、ブリッサゴから北に240km程行ったところにあるグラニヘンという町で今回のレースは行われた。
ドイツとの国境の近いこの町はどことなくドイツの雰囲気がある町並みである。
宿の奥さんも基本ドイツ語で、英語が少し出来るくらいで、国に囲まれてるスイスは国境が近いとこういうことになるのかと実感した。

レースの方はUCIのHCクラス。
カテゴリーでいくと世界選手権、W杯に次いでこのHCクラスになり、もちろん自分がこのクラスを走るのは初めてだ。
周りを見ると世界チャンピオンやW杯ではトップ10に入る選手が何人もいて、とてつもなくレベルが高いのは十二分にわかった、というかわかっていた。

コースはスタート直後アスファルトの緩い登りが600〜700mあり、時間にして2分程度。
そこからはシングルに入り、シングル内は基本根っこ。
速く走れば根っこの上を通過するので問題はない。
だが遅ければ根っこを一つ一つひろってしまいより遅くなる。
その後は採石場区間に入り、ハンドルが少しとられる位の砂利の下りをこなした後は、また根っこのシングルを走り中盤に入っていく。
中盤はまた採石場になり、そこは登り区間
登りきった後は朽木山の最後のスラローム区間と同じようなスラロームを下っていく。
後半は山の中に入り、丸太を越えたり、ジャンプを跳んだり、下りはやはり根っこが多い。
そして最後は会場に戻り1周となる。
大雑把であるがコースの概要である。
1周はトップで13分台の予定。
周回数は7周の予定だったがレース前に6周に減らされた。

レースはUCIランキング順に並び、自分は40人中36番目に呼ばれ、後ろから2列目中央に並んだ。

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MCがスタート15秒前まで盛り上げてレースは始まった。
ぎゅうぎゅうに詰めている為合図から一瞬の間があったが問題なくスタートは出来た。スタートからは思ったよりスピードは速くなく、普通位であったが、道幅一杯に前は広がっているため前に出る事が出来ない。
大体1分間体重の9〜10倍程度出せるなら対応出来る位だと思う。
だがそこから前に出たければ登り切りまで2分9倍程度は必要だろう。
そこからシングルに入ったが、後ろが殆んどいない。
少しシングル内で詰まるが、立往生とまではいかないくらい。
コースの先が見えた時には先頭集団は遥か彼方に見えている。
まだ周りは集団を保っている状態ではあるが、兎に角足が熱い。
乳酸である。
ワットやスピードという数値では表せないようなものがレースではあり、それがこのレースではとても高い。

一人また一人と抜かれ、ほぼ最後尾になり先頭とは3分程離されて2周目に入った。
この2周目直後のアスファルトの登りが、自分でもどうしようもない位スピードが落ち、足が動いてくれない。
心肺より足がやられて、全くこのレースの強度に対応出来ていないのが目に見えて身体で感じている。
だからと言って1周目を抑えればいいかとなるが、そんな事したら全くレースにならない。
とても高い次元なら別だが、一定に走るや後半追い上げなどこの場では意味が全くないというのが嫌という程痛感した。
少しでも、ほんの少しでも気を抜いたり落ち着いたら直ぐ前と差が開き、そこに入られるか埋められない差になり、先頭とはより差が広がる事になる。
そんなレースをジュニアからして、ちなみに今回のジュニアのレースは120名ほどいた。
そして淘汰されたピラミッドの頂点がこのエリートクラスなので速いのは当たり前。
これがヨーロッパのレースだと身をもって感じた。
話しがそれたが2周目からは前に見える1人の選手と走る事になる。
スピードは速くない。
だが自分もやられて全く速くない。
後で見てもワットが極端に落ちていて、それによりバイクを進ませる事が出来ていなく、斜度や路面にやられてしまっている。
このバイクを前に進ませるという単純だが必要なものがもう3段階くらい上げねばならない。
そこにはメンタル面も関わり、苦しい中でも常に前にプッシュし続ける度胸が必要になる。
簡単な事だが、これが一番出来ていないのは自分が一番よくわかっている。
そして殆んど1人で走っている事により、よりペースが落ちている。 

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そんな状態でも「アレッアレッ」などコース脇にいる老若男女、小さい子供も応援してくれている。
これはレースであり言い方は違うがショーであるのだ。
そのレースは4周目に入る手前で降ろされ、-3Lap39位でヨーロッパの初レースは終わった。

苦しい、兎に角苦しい。
常にそんな状態のレースをしたのはいつ振りかと思うレースであった。
そして自分の求めているものを実感出来たが、その分その高さも痛感した。
だがそれに立ち向かいたいのでこの後のレースに向けて練習していく。
応援の程宜しくお願いします。

CJ-1富士見(春)レースレポート

大会名:COUPE DU JAPON 富士見パノラマ大会
期日:5月28日(日)
場所:長野県諏訪郡富士見町/富士見パノラマリゾート
天候:晴れ(ドライ)
周回数:8周(4.3km×8周=34.4km)
時間:1時間59分55秒
順位:16位(81名出走/19名完走) +10分23秒
心拍:MAX168 AV161

パワー:NP298w
1周目 13分56秒 MAX168 AV162 NP360w
2周目 14分40秒 MAX168 AV162 NP296w
3周目 14分46秒 MAX168 AV162 NP304w
4周目 14分40秒 MAX168 AV162 NP298w
5周目 14分51秒 MAX168 AV162 NP295w
6周目 15分3秒 MAX167 AV161 NP286w
7周目 15分33秒 MAX167 AV160 NP272w
8周目 16分23秒 MAX164 AV156 NP257w
バイク:S-Woks Epic Carbon WC Mサイズ
フォーク:RockShox/SID WC 29 Bain 95mm travel (110psi)
リアショックユニット:FOX/Specializd remote Mini-Brain(180psi)
メインコンポーネント:SHIMANO XT
タイヤ :(F) Specializd FASTTRAK 1.7ber
(R)Specializd FASTTRAK 1.7ber
ヘルメット:OGKKABUTO/ZENARD(アクトイエロー)
グローブ:OGKKABUTO/PRG-5(レッド)

レースレポート
長丁場。
今回走ったエリートライダーのレポートには必ずこの3文字が入るであろうレースであった。
前戦の多気町からあっという間の1週間だったが、身体のスイッチが入ったことにより幾分身体の状態は良くなり、疲れている、という状況からは抜け出す事が出来始めた。

富士見のコースレイアウトが少し変わり、以前は登りの富士見であったが中央ゲレンデの最頂部の直登や、リフト下の直登が短くなり、よりスピーディーな展開になるレイアウトになっている。
しかしコース左の林の中は基本登りになるのでそこは変わらず。
下り区間は短い為、差がつきにくくテクニックというより単純な力勝負なコースである。
勿論成績もそうだが来月から始まる海外遠征の為、出来る限り苦しみ身体の状態を良くする事と、ここ最近は出来ずにいる貪欲に前を追う事を目的にしスタートラインに立った。

スタートはペダルキャッチも上手く決まり、ダンシングで進ませて身体は動いている。 

f:id:mjun-1110:20170529180111j:imagePhoto by Fujimi Panorama MTB park

8番手位で最初の下りに入り、息は切れているが集中出来ているので問題はない。
登り区間に入ってから数人に抜かれてしまい前との微妙な差が開いた中数人のパックのまま進む。
この1周はずっと息が切れていて、身体は良くなっているが心肺系はまだ追いついていないよう。
レースに休む区間などはないが、1周目を13分56秒掛かっているのだか休める区間はないので掛かった時間よりあっという間に1周を走り終えた。

しかし2周目に入る時によく考えたら1周を14分台となったら最低でも1時間52分掛かるのではないかとレース中冷静に考えてしまった。
これは長くなる。
だからといってペースを落とすことはないが上げることに若干躊躇してしまっているのは否めない。
ここが今の自分にとって一番足を引っ張っているところで、全てを引っ括めてメンタルの部分である。
2周目もあまり呼吸は落ち着かなかったが3周目からは落ち着きを取り戻せた。
だが取り戻せたというより落ち着いてしまったというのが正解だろう。 

f:id:mjun-1110:20170529174840j:imagePhoto by Ikiru Yasukawa

周りも同じ様な状況で、大体30分位を過ぎたところがまた重要になり、ここでもう一段階、ペースはそうだが気持ちを上げるともう一つ前のパックに行けるがまた落ち着いてしまった。

その反面落ち着いていることも一つではあるが目が良く見えて、石を一つ一つ見れることにより攻める事が出来、短い下り区間ではあるが毎周数秒のアドバンテージを得る事が出来ていた。 

f:id:mjun-1110:20170529174717j:imagePhoto by Ikiru Yasukawa

しかし得たアドバンテージを生かす走りが出来ずに前と追いついては離れ、後ろを離したのに追いつかれを繰り返して周回を重ねていく。
その後普段のレースの1時間30分を過ぎた7周目位から、補給は摂っていたがスピードが一段と落ちてしまっているのを感じる。
どうしてもこの富士見のコースは心肺より筋肉に頼って走ってしまい、心拍はいつもより5以上低くなっていて、足の筋肉が負荷に耐えられなくなっていた。
気持ちが切れかけていながらサイクリングのようなペースで2周回を走り、5年振りとなる2時間近いレースは16位で終えた。

また同じ様なレポートと順位で、頑張ってはいるが落ち着いている。
攻めている様で守りに入っている。
レースで出し切るという事がここ最近ずっと出来ていないが次戦は7月23日の全日本選手権
このレースでは出し切って成績を出したい。
暑い中応援ありがとうございました。

UCI-class3 勢和多気国際クロスカントリーレースレポート

大会名:勢和多気ヤマジテカップ2017
期日:5月21日(日)
場所:三重県多気町/勢和の森MTBパーク
天候:晴れ(ドライ)
周回数:6周(4.8km×6周=28.80km)
時間:1時間28分31秒
順位:16位(69名出走/30名完走) +9分17秒
心拍:MAX177 AV167
パワー:NP290w
1周目 14分0秒 MAX174 AV165 NP334w
2周目 14分35秒 MAX177 AV170 NP287w
3周目 14分32秒 MAX176 AV169 NP283w
4周目 14分42秒 MAX177 AV169 NP285w
5周目 15分24秒 MAX175 AV166 NP275w
6周目 15分23秒 MAX172 AV162 NP274w

バイク:S-Woks Epic Carbon WC Mサイズ
フォーク:RockShox/SID WC 29 Bain 95mm travel (110psi)
リアショックユニット:FOX/Specializd remote Mini-Brain(180psi)
メインコンポーネント:SHIMANO XT
タイヤ :(F)Specializd FASTTRAK1.7ber (R)Specializd FASTTRAK 1.7ber
ヘルメット:OGKKABUTO/ZENARD(アクトイエロー)
グローブ:OGKKABUTO/PRG-5(レッド)

レースレポート
ここ勢和多気では2年振りの開催となる今大会。
前回大会では3位に入った大会という事で自分の中でも相性の良いコース。
コースは人工のセクションが各所にあり、キャニオンジャンプや獅子落としと言われる下りのセクション等がある中、呼吸が乱れている時に滑りやすくミスを誘発してしまう箇所が多いのでいかにスムーズにこなしていくかも必要になってくる。

f:id:mjun-1110:20170522192615j:imagePhoto by Hidehiro Ito 

ゴールデンウィークに開催された朽木山での大会に出場しなかったので前回大会の八幡浜から約1ヶ月開いた事になり、その間落ちてしまっているコンディションを上げしっかりと練習を積もうとしたが4月上旬から溜まり始めた疲労が溜まりに溜まり、反対にコンディションとメンタル共に最下層になってしまっていた。
少しは回復してきているが疲労が溜まっている状態で走れる程器用ではない。
だがレースはレース。
今回はUCIポイントを得られるレースという事で、今自分に必要なのはUCIポイントなのでそこを目標にスタートラインに立った。

スタート直後からコース幅が一気に狭くなり、コースの大半はシングルなので出来る限り前でレースを展開したい。
それなのにスタートから足に力が入らず気持ちと共に集団に埋もれてしまう。
ここまで気持ちと体が一致するのかと思いながら20番台で最初のシングルに入り、その時点で先頭集団が遥か先に見えていた。
最初から足と体が重く、まだ救いがあるのは登り区間が短いことによりなんとか乗り切る事が出来ているが今のペースを維持する事しか出来ない。
登りが短い事によりパックが出来やすく、10番前半のグループで3周回を走った。

f:id:mjun-1110:20170522192537j:imagePhoto by Hidehiro Ito
パックではシクロクロスを主に走っている選手、U-23から上がってきた選手、ベテラン選手等が入り混じりペースは安定せず混沌としていた。

2年前に行われた同大会では、レース中盤に最初の登りで足を思いっ切り回しペースを上げた事によりそこから一気に体が楽になったので、それを思い出し体に鞭を入れる為にも4周目の最初の登りでペースを上げてみる事に。
それが幾分良かったのかグループから抜け出し良いリズムに乗り始める事が出来た。
リズムに乗るとコースの見え方が一気に変わり、ペースが遅いと拾ってしまう凸凹が関係なくなり、ちょっとした登り返しも勢いでいけるようになる。
少し楽しくなってきた時にコース終盤の何でもない短い登りで滑って転倒しコーステープがサドルに絡まり再スタートに時間が掛かってしまう。
折角グループから抜け出したのにまた追い付かれ埋もれてしまった。
しかしペースを上げられたとはいえ疲労している状態では立て直す事が出来ずにズルズルとペースを落としてしまう。
レース中気温は高いが、しっかりと掛け水を貰う事とオフシーズンでのタイ合宿で暑さに慣れてる事により大分暑さに対し抵抗が出来ている。
しかしこの掛け水がなければ暑さにやられ、よりペースを落としてしまっていただろう。 

f:id:mjun-1110:20170522192228j:imagePhoto by Hidehiro Ito
その後は挽回する事は出来ずに16位でゴール。 

良かった事と言えばレース後3時間位滝の様に汗が吹き出し、止まっていた身体や新陳代謝のスイッチがONになった事。
これで少しは今週末の富士見は良くなるだろう。
7月の全日本と同じ会場となる富士見。
良いイメージで走り、それと伴い成績も出せるように。
是非応援よろしくお願いします。

UCI-class1やわたはま国際MTBレース2017

大会名:Coupe du Japon やわたはま国際MTBレース2017
期日:4月23日(日)
場所:愛媛県八幡浜市/市民スポーツパーク
天候:晴れ(ドライ)
周回数:6周(4.3km×6周=25.80km)
時間:1時間27分55秒
順位:13位(60名出走/30名完走) +6分38秒
心拍:MAX173 AV163
パワー:NP308w

1周目 14分5秒 MAX171 AV164 NP365w
2周目 14分29秒 MAX172 AV166 NP292w
3周目 14分43秒 MAX171 AV163 NP285w
4周目 14分55秒 MAX169 AV162 NP293w
5周目 14分59秒 MAX168 AV162 NP286w
6周目 14分43秒MAX171 AV164 NP298w
バイク:S-Woks Epic Carbon WC Mサイズ
フォーク:RockShox/SID WC 29 Bain 95mm travel (110psi)
リアショックユニット:FOX/Specializd remote Mini-Brain(180psi)
メインコンポーネント:SHIMANO XT
タイヤ :(F)Specializd RENEGADE1.7ber (R)Specializd RENEGADE 1.7ber
ヘルメット:OGKKABUTO/ZENARD(アクトイエロー)
グローブ:OGKKABUTO/PRG-5(レッド)

レースレポート

2週間前にCJ-2菖蒲谷が行なわれたが、本格的なシーズンの開幕となる今大会。
例年オフシーズンに行っているタイ合宿から日本に帰ってきてからの約2ヶ月間は順調に練習を積む事が出来ていたが、菖蒲谷前から溜まっていた疲労が出始めて大事なところでの練習を回復にあてる事になってしまった。
だがネガティブに考えずに練習は積んだので回復をすればより良くなると考え、今大会前には大分体調を戻す事が出来た。

この八幡浜のコースは昨年からコースの後半のレイアウトが変わり、よりハイスピードで純粋なパワーが必要とされる現代のMTBに近づいたコースになっている。

レースは13時30分。
2列目、左から2番目に並び定刻にスタート。

f:id:mjun-1110:20170425080858j:image

Photo by Mitsuhiro Sano

3年前にスタート直後に大落車があったので、それから八幡浜のスタートは全員が幾分慎重になっているような感じだ。
6周回で行われ、ゴールタイムは1時間半を切るのはわかっているので前でレースを展開しなければ追い上げるのは難しい。
シングルに入る前にポジションを出来るだけ上げたいのは皆同じなので雪崩れ込むようにシングルに入っていく。
10位前後で前半区間を走り、正直に足は軽い!という状態ではないが悪くもない。
悪くはない状態の時は走りが維持になってしまいやすい。
それはわかっているのでそうならないように上げていく。
今回から使い始めたSpecializdのタイヤは、前半のハイスピード区間では転がりを、後半の根が多いセクションでは安定を求めるとなるとRENEGADEのサイズ2.1でいく事にし、29er、フルサス、RENEGADEで今回のコースに対して最高の状態で走る準備は出来ている。

1周目のNPは365w、先頭とは1分程差がついてしまっている。
前のパックに追いつくか、後ろに追いつかれてしまいパックになるか、単独になってしまうか、レース中選ぶ必要はないが答えは決まっている。
だが前半の区間のコーナーでリズムがとれない。
ストップ&ゴーの状態を繰り返し、0.数秒、1秒ずつ前と差がついて前半区間が終わる時には差が出来てしまい結果単独になってしまっている。

前は見えているが、ハイスピードなコースにより実際に見えている距離より差がついてしまっている。
ラップタイムは14分台で刻み1周ずつタイムは落ちている。
そして急斜面の登りに対して2周目から足が思ったように回復せずただキツいと感じてしまっている。

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Photo by Mitsuhiro Sano

今年からパワーメーターを使い良い練習は出来てきている。
しかしまだ手探りなところもあり、自分で管理しているが自分で行う事により客観的に見る事がまだ出来ていないところがある。
なので高強度の練習は行っているが、限界など関係ないようなインターバルは数回しか出来ていなかった。
レース中元々の体力が100だとするとそれを均等に使おうとしていて尚且つ、1周目でオーバーペースではないが40位使ってしまいそのままただ落ちていき、その落ちるスピードも早い。
それにより後ろから抜かれても対応が出来ない走りになっている。
レースをしにきているのにレースになっていない。
言ってしまえば只のキツイ練習になっている。
なので最終周は最後の力を振り絞り、出し尽くすではなく力が残っているから使う、という走りだ。

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Photo by Mitsuhiro Sano

そして全体で16位。エリートクラス13位でゴールした。
久しぶりの1時間半でのレース。
レースを走ってみなければわからない事も多く、ネガティブな事が多いがこれが現状なので次戦に向け切り替えねばならない。 
次戦は約1ヶ月後のCJ-U勢和多気になります。
その時には先頭でレースを。
応援よろしくお願いします。

CJ-1富士見(秋)レースレポート

大会名:Coupe du Japon CJ-1 #7 FUJIMI PANORAMA
期日:10月16日(日)
場所:長野県諏訪郡富士見町/富士見パノラマリゾート
天候:晴れ(ドライ)
周回数:6周(4.38km×6周=26.28km)
時間:1時間31分21秒
順位:13位(70名出走/19名完走) +7分48秒
心拍:MAX173 AV165 

1周目 14分27秒 MAX170 AV164 MIN120
2周目 15分4秒 MAX173 AV167 MIN158
3周目 15分6秒 MAX171 AV165 MIN154
4周目 15分13秒 MAX170 AV164 MIN153
5周目 15分31秒 MAX170 AV165 MIN152
6周目 15分58秒MAX170 AV165 MIN148

バイク:S-Woks Epic Carbon WC Mサイズ
フォーク:RockShox/SID WC 29 Bain 95mm travel (105psi)
リアショックユニット:FOX/Specializd remote Mini-Brain(180psi)
メインコンポーネント:SHIMANO XT
ホイール:PAX PROJECT
タイヤ :(F) A.DUGAST Fast Bird52 1.6ber (R)A.DUGAST Fast Bird52 1.6ber
グリップ:ESI Grips/Racer's Edge Grip (ブラック)
シューズ:SIDI/DRAKO(ブラック)
ヘルメット:OGK/ZENARD(ポイントマットグリーン)
グローブ:OGK/PRG-5(ライトブルー)

コースプロフィール
コースのレイアウト自体は春大会と殆ど変わらない。
スタート直後のシングルにある「ログ&ロック」「トリプルログ」と言われる岩や丸太を使った人工的なセクションは変わらず。
シングルの中の取り回しが所々変わり、スピードに乗せやすくなったことで走りやすくなっている。

レースレポート
久々の晴れのレース。
一里野からは練習は軽くし、木曜日に短いダッシュを5本行い、前日の試走では4周走った中でスタート練習とコース前半部分を上げて走り体を用意した。
アドバイスを元にこれが良いと思う事を行い、それが大会当日には体が軽く感じた事により準備が出来たと思えた。

スタートは2列目中央に並び、13時45分にスタートした。

 

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Photo by Hidehiro Ito

足は軽い。
だが最初に軽くても2周目以降途端に重くなる事が多いので少しの不安を抱えながらシングルに9位で入った。
シングルの取り回しが少し変わった事によりスピードが乗せやすくなり流れが良い。

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Photo by Hidehiro Ito

そして登り区間に入る。
乳酸は出ているが足は軽く、回りも良い。
いくつかのパックになりかけていて、自分は7位グループに位置し前にもパックが見えている。
前に行きたい。
でもそこまでのダッシュは今の体ではダメージが大き過ぎる。
1周目を12位で終え、抜きつ抜かれつを繰り返し2周目に。
調子が良い。
調子を良くする練習しか最近は出来ていないが、今の自分にとっての1番の状態にする事は出来ていた。

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Photo by Hidehiro Ito

2周目もパックで進む。
体の状態は変わらず、下りで体を休ませればまた足に力をいれられた。
その繰り返しでコース最頂部まで登り、そこからは一気に下りに入るがこの下りでミスをしてしまう。
コーナーでラインを外して滑ってしまい前と差が出来てしまった。
前には4人のパック。
若干の差のまま3周目に。
今回はサスの空気圧を前後いつもよりフロントを15psi、リアを10psi落とし、タイヤの空気圧も前後とも0.1ber低くした事で反応性より追従性と快適性を上げた。
それが今回は良く、木の根が多い平坦区間ではスピードを楽に上げて走る事が出来た。
4周目も同じ内容だが、2周目でミスをした中央のシングル区間が遅くなっている。
思い切ってスピードを上げられなく、滑るイメージが強くそれを拭い去る事が出来ていない。
その区間で前と少しの差が出てまた詰めるの繰り返し。
このレースでは登りでのダンシングをいつもより3割以上多くし、自分はシッティングで足を回して走る事が今までだが富士見のコースは長い登りの中に短い登りの箇所が多くあるのでそれに対応する為にダンシングを多くしてみた。
そういった繰り返しによる乳酸の処理は苦手ではないが、レースではあまりそういった走りをしていなかったがこれからを考えると力で押し切るという走りが必要だと感じた為だ。
ただ闇雲に重いギアを踏むという走りをした訳ではなかったが、5周目になってそのツケが回ってきた。
登りはいると急に足が重く、踏み込もうとするも足が動かない。
1人で走る事が多くなっている。

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Photo by Hidehiro Ito

心肺系は全く問題ないがそれに足が追い付いていない。
そのまま前との差が少しずつ開いてしまい、13位でゴール。

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Photo by Hidehiro Ito

今の状態で今出せる力を出せた事で、やっと思ったような走りが出来て悪い流れから少し抜け出す事が出来たような気がした。
だが成績を出せていない事には何も変わりがないので意味をなさないが、そのかかりを掴むことが出来たので後はその成績を出せるようにしていく。
今回も本当に沢山の応援を受け走りきる事が出来ました。
今後も応援に応えられるように頑張っていきます。