ヴィットリア-フィッシャーカップinロストルフレースレポート

大会名:ARGOVIA VITTORIA-FISCHER CUP
期日:6月18日(日)
場所:スイス/ロストルフ
天候:晴れ(ドライ)
周回数:7周(3.9km×7周=27.3km)
時間:1時間26分44秒
順位:21位(23名出走/20名完走) -1Lap
心拍:MAX172 AV161
パワー:NP298w

1周目 13分40秒 MAX168 AV158 NP352w
2周目 14分26秒 MAX172 AV163 NP295w
3周目 14分37秒 MAX171 AV162 NP286w
4周目 14分46秒 MAX170 AV161 NP283w
5周目 14分59秒 MAX168 AV160 NP276w
6周目 15分19秒 MAX168 AV160 NP283w

バイク:S-Woks Epic Carbon WC Mサイズ
フォーク:RockShox/SID WC 29 Bain 95mm travel (110psi)
リアショックユニット:FOX/Specializd remote Mini-Brain(180psi)
メインコンポーネント:SHIMANO XT
タイヤ :(F) Specializd FASTTRAK 1.7ber
(R)Specializd FASTTRAK 1.7ber
ヘルメット:OGKKABUTO/ZENARD(アクトイエロー)
グローブ:OGKKABUTO/PRG-5(イエロー)

レースレポート
先週グラニヘンで行われたレース会場とは15km程しか離れていないロストルフというところで行われた今大会。
HCクラスのレースを1度走れた事と、こちらでの生活の流れと練習も出来始めた事により身体の動きが先週より良い状態で大会に臨むことが出来たのは良かったことである。
今回のレースの目標は一つ。UCIポイントを得ること。
カテゴリーがUCIのclass1なので15位までポイントを得る事が出来る。
出場人数も23人なので自分にもチャンスはあり、何が何でも取らなければいけない。
レースには日帰りで行くことになり、お昼の試走時間に試走をしレースに向けて準備した。
参加賞はボトルとヴィットリアのタイヤチューブやCo2ボンベ、お試し用のサプリメントなど様々ありこれは嬉しかった。

コースは小さな丘に作られていて、スタート直後は芝とアスファルトの平坦を進み、その後コース唯一の長いアスファルトの登り、大体500m位で2分も掛からない位である。その登りをこなした後は丘の上の森の中に入っていく。
森の中は殆どシングルトラックで、一部ダブルトラックがあるくらいで力があれば問題ないが、抜ける箇所は少ない。
シングルの中も根っこが多く、一部は八幡浜ゴジラの背中の根っこを細くした様な区間もあり以前と同じくスピードが落ちた時の根っこのひろいようも凄まじい。
その後は丘の上から一気に下りてきて1周を終える。

シンプルだがバランスもとれていて走っていて楽しいと思えるコース。
走り込めばとても練習になり、自転車の進ませ方が良く分かると思う。
反対に言えば自転車の進ませ方が分かっていなければ全く速く走れないコースである。
そして自分はこのコースにやられるのである。

スタートは3列目。
人数も少ないが最初の登りでどれだけ前でシングルに入りスムーズに走れるかが最初の課題。
これはどこのレースでも同じ。

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スタートは問題なくしたがコースが狭い分抜けない。
唯一の登りで力が頭抜けしていたら難なく前にいけるだろうがそうはいかない。
周りと同じく足がとにかくキツイ。
キツイとこからもう一段階という事をやろうとするが一杯一杯過ぎてかけらも上がっていない。
その状態のままシングルに突入し、コースは細かいコーナーが多いので前との差はわかりやすい。
列になって進んでいき、隙が少しでもあれば前に入ってくる。
ということは自分に隙があるということになり、この隙が大きくなっていくと差になり、離されてしまう。
だがまだ1周目は流れに乗れていて集団後方だがなんとかついていけている。

トップとは2分近く離されてと思うが2周目に入っていく。
周りのペースも少し落ちているのを感じ、同じエリートクラスのライダーも数人パックになっているのが前に見える。
そこになんとかついていっているが少しの差が段々と大きくなり埋められない差になってしまっていた。
分かっているが対応出来ない。

コース中盤にある若干凸凹した緩い登りでは、地面に自分の力が全て吸い取られているのではないかと思うくらい力が入れられず全く進んでいない。
こういった地面の凸凹や根っこの区間でスピードを落とさずにパワーをかけ続けていく走り、単純であるが周回を重ねても変わらずパワーを出していくのがこっちでは大前提なんだと感じる。
これはこういった路面を何度も何度も走ることで、頭も体もこれを常識にしなければいけない。

後ろから数分の差でスタートしたU23の選手にも抜かれたりと、どの選手がどのクラスか判らず入り乱れていた。
だがどの選手も抜く時は強引ではなく力で抜いていっていた。
関心という言葉ではないが、力があれば何も関係ないのだと感じる場面であった。
この後の周回から殆ど1人になり、ペースが自分のペースになってしまい追い込んではいるがそれ以上は引き出せないという状態を続けてレースを終えた。

先週よりは少し走れるようになったが、UCIのクラスが一つ下がったことにより、下位の選手のスピードが少し落ちただけなのであまり参考にはならない。
だがヨーロッパのレースというのを身をもって感じられている事により、会場の空気感やレース内容を知れているのでどう走れば良いかが少しずつ分かっているのは収穫である。
今週末はまたUCI-class1のレースがアンダーマットで行われる。
今感じている事を少しでも身体で表し、結果に繋げていきます。